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情感細やか伝統の技 飯田「黒田人形浄瑠璃」奉納上演

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 飯田市上郷黒田に江戸時代から伝わる「黒田人形浄瑠璃」(国選択無形民俗文化財)の奉納上演が13日夜、地元の下黒田諏訪神社で2日間の日程で始まった。源氏と奥州の豪族・安倍一族の抗争を題材にした「奥州安達原(おうしゅうあだちがはら)三段目袖萩祭文(そではぎさいもん)の段」を8年ぶりに上演。地元住民ら約100人が伝統芸能を楽しんだ。  「袖萩祭文の段」は安倍一族の男性を夫にして父親に勘当された女性・袖萩が、娘のお君と一緒に両親を訪ねる場面が見せ場。袖萩が三味線を弾きつつ身の上を歌う場面に観客から大きな拍手が起こった。  座員の中で最年少の飯田女子高校(飯田市)3年の北原桃子さん(17)は「細かな手の動作が難しかった。これからもいろんな演目に挑戦したい」と話していた。  この他、「寿式三番叟(ことぶきしきさんばそう)」と「御所桜堀川夜討(ごしょざくらほりかわようち)弁慶上使(じょうし)の段」も上演した。  14日は午後1時開演。初日の3演目に加え、同市高陵中学校黒田人形部による「生写(しょううつし)朝顔日記宿屋の段」を上演する。(長野県、信濃毎日新聞社)


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