諏訪地方観光連盟(事務局・諏訪市)は、映画やテレビドラマの撮影に使われた諏訪地方のロケ地を紹介する「諏訪エリア ロケ地めぐりガイドマップ」を作った。舞台になった豊かな自然や歴史ある建造物を観光に生かす狙い。諏訪地方6市町村の役場や観光施設、東京、大阪の県観光情報センターなどに置く。 マップは縦約30センチ、横約60センチの折り畳み式。4万3千部作った。6市町村の地図で主なロケ地36カ所の場所を説明してある。 霧ケ峰で撮影した「サマーレスキュー~天空の診療所~」、岡谷市の病院などがロケ地の「それでも、生きてゆく」、諏訪市の団地などで撮った「ゴーイング マイ ホーム」などのテレビドラマは、あらすじや撮影風景も掲載。諏訪郡富士見町の旧南中学校舎で撮影した映画「八日目の蝉(せみ)」は、学校の敷地内に本物の畑を造って地元住民が世話をした―と裏話も盛り込んだ。 諏訪圏フィルムコミッション(FC)によると、諏訪地方のロケは、首都圏からのアクセスの良さなどを理由に増加傾向という。2011年度は計71作品。12年度は長期ロケが増えたため作品数は減ったが、ロケ日数や関係者の宿泊数は増える見込みという。 FCの担当者は「地元住民でも意外と知らない場所があって楽しめる」としている。問い合わせは諏訪市役所内の同FC(電話0266・52・4141)へ。(長野県、信濃毎日新聞社)
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