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長野で野外ライブ開幕 東日本大震災被災者支援呼び掛け 

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 長野市のJR長野駅近くの南千歳公園で2日、県内出身のミュージシャンらによる野外公演「サマーライブinちとせ―人として」が2日間の日程で始まった。初日はロックバンドなど10組が出演。各出演者のファンや家族連れが集まった他、仕事帰りのサラリーマンらが熱気あふれるステージに足を止め、暑い夏の夜を楽しんだ。  ライブは長野駅前商店会の主催で、3、4日に市街地で開く夏祭り「長野びんずる」を盛り上げようとの狙い。公園内にはビアガーデンも開設しており、ビールを飲んだり、かき氷を食べたりしながら演奏を楽しむ人たちも。昨年3月の県北部地震を機に県内のミュージシャンらで結成した「長野ミュージシャンプロジェクト」は会場にブースを設け、東日本大震災被災者への支援金を募った。  英語で放射能を意味する「Radioactivity」など2曲を披露した長野市出身のシンガー・ソングライター清水まなぶさん(東京)は「自分にできることをして、被災者も街も元気にしたい」。バンド「バックルナックル」のボーカル増田貴弘さん(38)=長野市=は「盛り上がろう」と観客に呼び掛けた。  来場者たちは体でリズムを取ったり、手拍子をしたり。飯田市から友人と2人で来た市沢恵美子さん(34)は「自分に何ができるか、いろいろ考えることができてよかった」と話していた。ライブは午後4時半から約5時間に及んだ。  支援金は、県内に避難する被災者らでつくる「手をつなぐ3・11信州」(松本市)に送る。同プロジェクト代表の柴村佳奈さん(26)=同=は「音楽を通じて楽しむことや知ることを伝えたい」。  3日も午後4時半開演。ジャズバンドなど9組が出演する。(長野県、信濃毎日新聞社)


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