第94回全国高校野球選手権に県代表として出場する佐久長聖が2日、甲子園球場で30分間の割り当て練習をした。シートノックと1死二塁のケース打撃で打球の転がりや球場の広さを確認。投手3人はマウンドから投げて感触を確かめた。 出場49校が4日間に分かれて行う甲子園練習はこの日が初日。藤原監督は「初日を希望した。選手が早めに甲子園の雰囲気を感じ、ゆっくり落ち着いて調整できたらいいと思った」と明かし、この日練習した4校の最後に登場した。 打撃練習で快音を響かせた中軸森井は「調子は悪くない。球場はスケールが大きく、自分が小さく感じた」。マウンドで自信を持つ直球だけ11球を投じたエース五味は「地面が硬くて投げやすかった。ここで戦う実感が出てきた」と話した。 選手は長野大会で使ったユニホームを着用。背番号の布地は今春までユニホームと同じ灰色だったが、藤原監督の意向で長野大会から夏の甲子園で使う白色に変更していた。左腕塩川は「全部甲子園をイメージしてやってきた。その場所に立ててうれしい」と喜んだ。(長野県、信濃毎日新聞社)
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