飯田市を中心会場とするクラシック音楽の祭典「オーケストラと友に音楽祭2013」(実行委員会、飯田市、市教育委員会主催、信濃毎日新聞社など後援)が2日、名古屋フィルハーモニー交響楽団(名古屋市)による「ポップスコンサート」などで開幕した。5回目の今回は5日まで4日間の日程。地元の音楽愛好家が名フィルの楽団員から楽器演奏の指導を受ける「音楽クリニック」に加え、市民グループなどの演奏会もある。 市内の飯田文化会館で開いたポップスコンサートには観客約千人が集まった。指揮者のボブ佐久間さんが「飯田はまだ寒いけれど、音楽は熱いものを聴いていただきたい」とあいさつ。夏と海をテーマに唱歌などを盛り込んだメドレーや映画音楽など、親しみやすい曲を演奏。アンコールでは第5回を記念して、イタリア語で飛躍を意味する「ボラーレ」という曲を演奏した。 3日の音楽クリニックは200人が受講し、その成果を4日の演奏会で披露する。5日の「名曲コンサート」では名フィルがドボルザークの交響曲第9番「新世界より」などを演奏する。 チケットなどの問い合わせは飯田文化会館内の実行委事務局(電話0265・23・3552)へ。(長野県、信濃毎日新聞社)
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