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県内山岳、連休後半も雪崩の危険性 県警が注意呼び掛け

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 県警地域課は2日、県内山岳は例年より沢筋に雪が多く、3日からの大型連休後半も雪崩発生の危険性が高いとして、注意を呼び掛けた。北アルプスなど各地区の山岳遭難防止対策協会と協力し、引き続き登山口で登山者を指導する。一方、北アでは2日にも1人が滑落し、重傷を負う遭難事故があった。  北安曇郡白馬村の白馬大雪渓では、4月27日に1人が死亡、2人が行方不明となる雪崩事故が発生。北ア北部地区遭対協の救助隊長、降籏義道さん(65)は「山では4月27日の雪崩の後も雪が降り、雪崩のリスクが高い」と指摘。十分な冬山装備や余裕のある日程、万一に備えた登山計画書の提出など、「いつ冬山になってもおかしくないこの時期の登山の基本を守ってほしい」と求めた。  2日に遭難事故があったのは、松本市の北ア北穂高岳(3106メートル)南東側の北穂高沢付近。午前7時20分ごろ、横浜市の上野旅人(たびと)さん(42)が倒れているのを登山者が見つけた。少なくとも数百メートル滑落したとみられ、県警ヘリコプターで松本市内の病院に運ばれたが、肋骨(ろっこつ)を折る重傷のもよう。松本署によると、4月29日に単独で上高地から入山、2日は北穂高岳から涸沢方面に下山中だった。  また、4月28日に北ア鹿島槍ケ岳に1泊2日の予定で単独入山した埼玉県和光市の団体職員男性(62)と連絡が取れなくなっていることが2日、分かった。大町署によると、男性は大町市大谷原から入山し、稜線の山小屋に宿泊。29日に鹿島槍方面に向かったらしい。埼玉県警を通じて親族から連絡があった。3日に県警ヘリで捜す。(長野県、信濃毎日新聞社)


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