平和や環境問題などの市民運動に携わっている松本市松原のフリーライター神津ゆかり氏(46)は3日、同市で開いた護憲を訴える会合で「憲法を変えても良いという人たちに絶対に議席を渡したくない」と述べ、夏の参院選県区(改選定数2)に無所属で立候補すると正式に表明した。 神津氏は会合後の取材に、「(改憲論議が進み)ものすごい危機感がある」とし、憲法改正反対や脱原発を訴えの柱にすると説明。主張を同じくする市民団体や政党、政治団体に協力を呼びかける方針で、市民団体などと連携した無所属候補擁立を探る社民党が支援する可能性がある。 神津氏は栃木県大田原市出身で、米ウェスタンミシガン大卒。原発問題などを考える市民団体代表を務めている。 県区ではほかに、自民党現職の吉田博美氏(63)、民主党現職の羽田雄一郎氏(45)、共産党新人の唐沢千晶氏(42)、政治団体「幸福実現党」の新人味岡淳二氏(54)が立候補を表明。みんなの党が日本維新の会と一本化して候補擁立を目指している。(長野県、信濃毎日新聞社)
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