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飯田市上村の下栗、ことしも観光客続々

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 急傾斜地に民家が点在し、「日本のチロル」とも称される飯田市上村の下栗集落がにぎわっている。引っ越し業者のテレビCMに登場したのを機に、一昨年から観光客が急増。素朴な山村の風景を求めて、当初は中高年層が目立っていたが、この大型連休は20、30代の夫婦や家族連れの姿も増えている。4日には地元住民らが農産物などを販売する「春まつり」が2日間の日程で始まり、観光客が散策や買い物を楽しんだ。  観光施設「はんば亭」から徒歩約20分の場所にある展望台からは、つづら折りの道路に沿って尾根筋に住宅が並ぶ光景を眺められる。  旅行情報誌で下栗を知った京都市の会社員、浪江(なみえ)礼二さん(36)は妻、子ども2人とマイカーで訪れた。独特の景観を眺めながら「住民の頑張りを感じます」と話した。  4日正午前、はんば亭の駐車場は約50台の乗用車などでほぼ満杯に。春まつり実行委員長の野牧(のまき)武さん(67)は「急傾斜地での住民の営みが多くの人を引き付けるのではないか。若い人が訪れることは自信になるし、励みにもなる」と語った。  はんば亭一帯を会場とする春まつりでは、信州の伝統野菜に認定されているジャガイモ「下栗いも」を使った焼酎やせんべい、地元産の干しシイタケなどを販売する。5日は午前10時~午後4時。(長野県、信濃毎日新聞社)


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