６月中下旬から３週間を軸　恵那山トンネル天井板撤去

　中央道恵那山トンネル下り線（下伊那郡阿智村―岐阜県中津川市、全長約８・５キロ）の天井板撤去の日程について、中日本高速道路（名古屋市）と国土交通省、長野、岐阜、愛知、山梨４県など関係機関が１０日、名古屋市で最終調整する。６月中下旬から約３週間とする方向で、具体的な日程を絞り込む見込みだ。 　複数の関係者によると、７月１３～１５日の連休までに工事を終わらせてほしいとの意見が目立ち、観光イベントなどを避けるため、６月２０日ごろから約３週間の工期とする案が浮上。同１３日ごろから始めるとする案もあるという。 　中日本高速道路や４県などは４月中旬、工事を６月上旬から夏の行楽期前の間で、約３週間を選んで実施する方針で合意。工事中はトンネル下り線を通行止めにして上り線を対面通行にする。中日本高速道路などが各県から詳細な工期などについて意見を聞いて調整を進めた。 　中日本高速道路は９日の取材に「社会的な影響が最も少ない時期を示したい」と説明した。（長野県、信濃毎日新聞社）