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熱中症か 県内3人搬送 長野・須坂・白馬の高齢者

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 県内の全30観測地点でことしの最高気温を観測し、7地点では真夏日となった9日、長野市と須坂市、北安曇郡白馬村の高齢者3人が熱中症の疑いで病院に搬送された。いずれも命に別条はなかった。救急医療の専門家は、寒暖差が激しいこの時期は、衣服の脱ぎ着で小まめに体温調節するよう呼び掛けている。  長野市消防局によると、午後1時ごろ、長野市北長池の畑で作業をしていた男性(82)が倒れ、妻が119番通報。男性は市内の病院に運ばれた。また、須坂市消防本部によると、午後1時半ごろ、須坂市塩川の男性(79)が自宅近くの畑で倒れていると、家族から119番通報があった。男性は市内の病院に運ばれ、中等症と診断された。  北安曇郡白馬村北城では午前11時ごろ、自宅前で畑仕事をしていた80代女性の具合がよくないと、近所の住民が北アルプス広域消防本部・北部消防署に連絡。女性はドクターヘリを介して松本市内の病院に搬送された。同署などによると、女性の体温は搬送時に39度を超えていた。  長野地方気象台によると、9日午前7時の気温は長野7・4度、松本8・2度、飯田9・4度だったが、最高気温は20度以上上昇。白馬村のこの日の最低気温は1度、最高は28・2度だった。  諏訪赤十字病院(諏訪市)の月岡勝晶・救急部副部長は「朝の気温に合わせた服装で活動を続けると汗をかき、着衣の内部が熱を発散しにくい高温多湿になって熱中症を引き起こしやすくなる」と指摘。「外気温に合わせて上着を脱いだりすることが大切」とし、水分補給にも気を配るよう呼び掛けている。(長野県、信濃毎日新聞社)


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