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駒ケ根市でのゴマ栽培、信大農学部が協力

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 駒ケ根市と信州大農学部(上伊那郡南箕輪村)は10日、市などが地域ブランド化を目指すゴマの栽培などで連携するための協定に調印した。市は専門家の助言を受けながら、地域に適した優良な株を選抜。効率的な収穫や安定した収量確保を図り、産業振興につなげる考えだ。  同市では市営農センターが中心となり、2008年度から生産者を募ってゴマ栽培を本格化。初年度は24人が1・5ヘクタールで栽培し、約0・9トンを収穫。昨年度は約12・5ヘクタールで収穫量は約7・8トン、栽培農家も47人に増えた。  市内産のゴマを使った菓子の開発やゴマの瓶詰めの商品化なども進んでいる。一方、自家採種を繰り返した結果、背丈が高すぎたり余分な枝が伸びたりして収穫効率が悪くなるといった課題も生じた。  今後は同学部の春日重光教授(栽培学)らの助言を受け、背丈150センチ以内で余分な枝の発生が少ない株を選抜。優良株から採種を繰り返し、駒ケ根に適した品種を育てる。数種類の種を比較し、栽培特性も調べる。  他に、中央アルプスの環境保全や景観形成といった分野での連携もする。協定期間は3年で、更新できる。市役所での調印式で、杉本幸治市長は「産業振興や地域資源の活用、人材育成などさまざまな面でお力を頂きたい」とあいさつ。中村宗一郎学部長は「駒ケ根市と農学部が持つ資源を有効活用し、一層の相乗効果で地域の発展につなげたい」と述べた。(長野県、信濃毎日新聞社)


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