スペインのサッカークラブ「レアル・マドリード」が設立した財団が認定する小中学生向けサッカースクールを上伊那郡中川村に誘致する計画で、財団と日本の運営法人の4人が11日、村内で練習場に予定されるグラウンドを視察した。財団の担当者は「前向きに検討したい」と話した。 財団と運営法人によると、財団はサッカースクールの運営法人にライセンスを付与。国内では沖縄県石垣市と横浜市に2校あり、それぞれ別の法人が運営している。 中川村への誘致を進めるのは、同村で小学生のサッカークラブを運営する団体職員竹下徳彦さん(30)ら。認定されれば、石垣市のスクールの運営法人が同村のスクールも運営する。運営費用は同法人が負担、村管理の「天の中川河川公園」のグラウンドを借りて練習場にする計画だ。 この日は、同法人理事の増田稿平(こうへい)さん(43)と、財団のスクール事業責任者マヌエル・パレーニョ・ロドリゲスさん(60)らが視察。ロドリゲスさんは「自然豊かな環境。芝の状態も問題ない」とした。財団は今月中にも認定結果を同法人に伝える見通し。 増田さんによると、認定スクールには財団がコーチを派遣。「レアル流」の練習プログラムに沿った指導をする。(長野県、信濃毎日新聞社)
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