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飯伊地方、凍霜被害額増大か 松川町では当初集計の13倍に

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 下伊那郡松川町は11日、4月の凍霜害による町内の果樹の被害額が、当初の集計の約13倍に当たる2億7300万円余に膨らんだと発表した。ナシやリンゴが実を付ける時季を迎え、本来なら付くはずの実が付かないといった被害が相次ぎ判明したため。周辺市町村もそれぞれ被害の調査を進めており、県内でも果樹栽培が盛んな飯田下伊那地方の被害額はさらに増大する恐れがある。  町は今月10日、みなみ信州農協松川支所や県下伊那農業改良普及センターと被害状況を調査。ナシの「南水」「二十世紀」などでは花のめしべが枯れるといった被害が確認され、被害額は約1億6700万円と見込んだ。リンゴの「ふじ」「つがる」なども同様の影響を受けており同約9400万円。芽が枯れた柿は同1200万円に上る。同農協理事の大場敏丈さん(64)=松川町大島=は「周辺他町村でも被害が拡大している可能性は否定できない」とみる。  県農業政策課によると、4月26日時点の飯田下伊那地方の凍霜害の被害額は計約3億9400万円。飯田市が1億9500万円余、同郡豊丘村5300万円余などで、松川町は約2165万円だった。  町は週明けにも、同農協などと協力して町農作物凍霜害緊急対策本部を設置し、被災農家の支援策などを検討する。(長野県、信濃毎日新聞社)


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