中野署は13日、中野市の70代男性が数字選択式宝くじ「ロト6」の当せん番号の情報を提供すると持ち掛けられ、1千万円余りをだまし取られたと発表した。詐欺の疑いで調べている。 同署によると、男性はことし1月下旬、パソコンで「当せん番号を高確率で予想して会員に提供する」などとする電子メールを受信し、「ドリーム」というサイトに接続して会員登録した。翌日、「サイトウ」と名乗る男から電話があり、「当せん番号の提供には本登録が必要で千円振り込んで」と言われ、指定された金融機関の口座に現金を振り込んだ。 その後、「センドウ」「ササキ」などと名乗る男からも「あなたの取引はインサイダー取引で、もみ消し料として10万円が必要」「200万円の保証金を払えば高額当せん番号を教える」などと電話があり、4月中旬までに複数の口座に14回、計約1076万円を振り込んでだまし取られたという。(長野県、信濃毎日新聞社)
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