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熊の生態知り共存探ろう 長野でシンポジウム

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 県環境保全研究所(長野市)と熊の研究者らでつくる民間団体「日本クマネットワーク」(事務局・東京)は20日、長野市の同研究所飯綱庁舎で、「山のクマ・里のクマ~信州におけるツキノワグマの生態学」と題したシンポジウムを開いた。信大農学部(上伊那郡南箕輪村)やNPO法人などが熊の生態について研究成果を発表。10月5日に同市街地に現れ、射殺されたツキノワグマの胃の内容物に関する調査結果も示された。  同研究所の岸元良輔自然環境部長が、市街地に出没し射殺された熊は歯から3~4歳と分かり、胃の内容物から人が育てた農作物は見つからなかった―と報告。熊の生息域が年々山奥から人里へと広がっているとして、「共存するためには、まず熊が身近にいるということを認識する必要がある」と話した。  熊の生態を知り、どう共存するかを考える目的で開催し、市民や研究者ら約100人が参加。他に、伊那谷での熊の行動範囲と冬眠場所に関する調査結果や、長野市戸隠の戸隠森林植物園周辺に生息する熊の食べ物に関する研究結果なども発表された。(長野県、信濃毎日新聞社)


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