木島平村で農作業着の「ファッションショー」

　下高井郡木島平村往郷（おうごう）の芝生広場で２０日、「野良着コレクション」と題した農作業着の「ファッションショー」があった。村内から参加した６グループ・計３５人がカラフルなつなぎや長靴、麦わら帽子といった自慢の農作業姿で次々に登場、舞台を歩いてポーズを決めた。 　いつもの農作業着を、デザインや色使いの面から見つめ直してみよう―と、村民祭に合わせて初めて企画した。米作り会社社長の佐藤公敏さん（４３）は社員らと灰色のつなぎで出場し「汚れに耐える色です」と紹介。江戸時代の野良着を再現したグループもあった。 　ショーは、村が募集した地域おこし協力隊員として、今春から役場で働く山川晴菜さん（２３）＝埼玉県出身＝が発案。「農家の人たちは長靴のメーカーや帽子の形にもこだわりがある。違いを見てもらえれば面白いと思った」と話していた。（長野県、信濃毎日新聞社）