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「出会い系」摘発増 県警 中高生も容易に接続

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 インターネットの出会い系サイトで、18歳未満の子どもを援助交際や性交渉の相手に誘うなどの行為を禁じた出会い系サイト規制法で県警が摘発した人数がことし1月から4月までで16人に上り、同法施行(2003年)以降最多だった昨年1年間の13人を既に超えていることが19日、県警少年課への取材で分かった。県警が取り締まりを強めていることに加え、スマートフォン(多機能携帯電話)や携帯電話だけでなく、「WiFi(ワイファイ)」など無線LAN対応の携帯ゲーム機や携帯音楽プレーヤーで中高生が出会い系サイトに接続する事例も出ている。  同課によると、ことし同法違反容疑で摘発したのは、いずれも県外の中学生7人、高校生7人、18歳以上2人。サイトへの接続手段で分類すると、スマホ・携帯電話が7人、携帯ゲーム機は2人(ともに男子中学生)、携帯音楽プレーヤーが2人(ともに男子高校生)。他はパソコンなどが5人。  昨年1年間に摘発した13人のうち中高生は12人。接続手段は、スマホ・携帯電話が9人、携帯ゲーム機が3人、パソコンが1人で、携帯音楽プレーヤーはなかった。  同課によると、同法違反容疑で摘発した男子高校生の1人は、調べに対し「親が自分の携帯電話にフィルタリング(有害サイトの閲覧規制)をしたので、携帯音楽プレーヤーから出会い系サイトに書き込みをした」と供述。親に知られることなく自分の部屋などで接続していたという。男子中学生の1人は、携帯ゲーム機で自宅から出会い系サイトに接続。調べに対し「親には自宅のパソコンからエッチなサイトを見てはいけないといわれたので、ゲーム機を使った」と供述したという。  捜査関係者の1人は「摘発されて初めて子どもの行為を知り、驚く親が多い」と指摘。少年課の担当者は、家族の監視をくぐって携帯ゲーム機や携帯音楽プレーヤーが使われているケースが今後も増える可能性があるとみている。(長野県、信濃毎日新聞社)


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