９カ国の駐日大使夫人が木島平村を訪問　様々な体験に挑戦　

　ノルウェーやモザンビークなど９カ国の駐日大使夫人が２４日から、１泊２日の日程で下高井郡木島平村を訪れている。この日は、村農村交流館でフラワーアレンジメントなどに挑戦。２５日は田植えをしたり、そば打ち体験をしたりする。 　同村に昨年滞在して創作活動をしていたルクセンブルクの画家の個展が、ことし４月に都内の同国大使館で開かれた際、訪れた各国の大使や大使夫人に芳川修二村長が来村を呼び掛けたのがきっかけで、今回の訪問が実現した。 　訪れたのは他にコスタリカ、ギリシャ、クウェート、モロッコ、オマーン、カタール、シンガポールの大使夫人。夫人たちは月１回、フラワーアレンジメントを習っているといい、この日は、地球をイメージして下準備されたフラワーアレンジメントに手慣れた様子で村産のシャクヤクを挿していった。 　昼食では山菜の天ぷらなどの郷土料理を楽しみ、うちわ作りも体験。「山の景色が素晴らしい」「空気が新鮮」「天ぷらがおいしかった」などと話していた。 　芳川村長は「花を通じて世界が通じ合えるのは大切なこと。村の豊かな自然を楽しんでいってほしい」と呼び掛けていた。フラワーアレンジメントは２６日まで村農村交流館で展示する。（長野県、信濃毎日新聞社）