第128回春季北信越高校野球大会は1日、石川県立、金沢市民の2球場で4日間の日程で開幕する。長野県代表の上田西(長野1位)と東京都市大塩尻(長野2位)は31日、1時間の公式練習で調整した。 2季連続14度目の出場となる上田西は、2日の準々決勝で今春の選抜大会4強の敦賀気比(福井1位)―金沢(石川3位)の勝者と対戦する。この日の公式練習は内外野のノックなど守備練習に時間を割き、エース浦野ら投手陣はマウンドの感触を確かめた。 原監督は故障から復帰した宮沢を4番に起用する予定で「高いレベルの投手から打てるのは彼(宮沢)くらいだと思う」。投手陣は豊富なだけに、機動力に長打力の加わった打線が通用するかが鍵だ。 4季ぶり16度目の都市大塩尻は1日の1回戦で金沢学院東(石川3位)と対戦する。新井監督は夏をにらみ、2年生左腕の村橋を先発させる方針で、「投手陣はインサイドをどれくらい突けるか。制球力を試してほしい」。上位進出には打線の奮起が不可欠だ。この日の公式練習のシート打撃で本塁打を放った4番妹尾を軸に、甘い球を確実に捉える力が試される。(長野県、信濃毎日新聞社)
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