松本市安曇と岐阜県高山市境の北アルプス乗鞍岳・高天ケ原(たかまがはら)(2829メートル)に「白ウサギ」に見える雪形が現れ、観光客や地元住民らを楽しませている。 雪形は、乗鞍高原の一の瀬園地などから見ることができる。雪解けが進み、2日ごろから黒い目のような形ができ、ウサギが前脚を上げて跳ねている姿に見えるようになった。 乗鞍高原温泉旅館組合長の福島真さん(61)によると、昨年に比べて残雪が多いため、1週間ほど出現が遅かったという。福島さんは「最近、認知度が上がってきた雪形なので、多くの方に見てもらいたい」と話している。 4日に夫婦で乗鞍高原のハイキングをしていた愛知県豊田市の山下律子さん(63)は「富士山にできる雪形などは知っていたが、白ウサギは初めてでかわいらしい」と眺めていた。(長野県、信濃毎日新聞社)
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