長野市篠ノ井有旅(うたび)の茶臼山動物園北口駐車場に新設された「茶臼山モノレール」の乗車人数が、運行を始めた4月27日から5月末までの1カ月余で延べ2万人を超えたことが4日、市公園緑地課のまとめで分かった。市は初年度の目標として12万人を掲げる。同課は目標に向け「トラブルもなく、順調」としている。 乗車人数は、5月26日までの1カ月間で同2万人を突破。31日に同2万1361人になった。同課によると、連休などでは家族連れが多く、ベビーカーで訪れる人も目立ったという。5月の大型連休中は約1時間待つ人もいた。 茶臼山モノレールは、片道約3分間で、旧茶臼山自然史館を乗り場として再整備した「茶臼山中央駅」と同園北口の間の176メートルを結ぶ。25人乗り1両編成で、料金は小学生以上片道100円だ。 北口は駐車場よりも約40メートル高い場所にあり、傾斜が急で車いす利用者らの通行は難しく、冬の間は閉鎖していた。市は、利用しやすくして来園者を増やそうと整備。乗り場まで段差がないため、車いすやベビーカーを利用する来園者も気軽に乗ることができる。 同課は「(隣接地にある恐竜公園を含む)茶臼山一帯を楽しんでもらえるよう、さらに工夫していきたい」としている。(長野県、信濃毎日新聞社)
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