6日午前7時10分ごろ、長野市安茂里小市の松ケ丘小学校近くの住民から「民家の庭先にイノシシがいる」と同市消防局に通報があった。同小学校の通学時間帯だったため、長野中央署や学校関係者が近くで警戒した。けが人は出ていない。 同署によると、イノシシは1頭で体長60~70センチ。同署員らが駆け付け、目撃場所周辺を探したが、イノシシは見つからなかった。 近くの会社員岡村泰美さん(39)は自宅の庭にイノシシがいるのを目撃した。「ゆっくりと歩きながら、食べ物か何かを探しているようだった」という。しばらくして近くのリンゴなどの畑に移動したところを写真に収めた。岡村さんは「近くに小学校もあるので、外で遊ぶ子どもたちがイノシシに出くわしたりしないか心配」と話していた。 長野市森林整備課によると、西長野や平柴など周辺では、5月13日以降これまでにイノシシの目撃情報が10カ所であった。今回の目撃を受け、同課は周辺の保育園や小学校などに注意を呼び掛けている。(長野県、信濃毎日新聞社)
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