中野「バラまつり」見頃　２５００株が優雅に競演

　２０回目を迎えた「なかのバラまつり」が開かれている中野市の一本木公園で、約８５０種、２５００株のバラが見頃を迎えた。７日は地元の子どもや市内外からの団体客らが訪れ、前日の雨で一層色鮮やかになった花々を楽しんだ。 　公園内は、優雅な香りを漂わせる大輪のバラ、アーチを彩るつるバラなどが咲き誇っている。近くの中野小学校の児童６０人余は、地元を知る授業で公園を訪問。６年生の山田萌海（もえみ）さん（１２）は「ヨーロッパのお城の庭に来たみたい」と話していた。 　実行委員会によると、５月に好天が続き、ことしは昨年より１週間ほど開花のペースが早め。バラまつりは２３日までだが、「８～１６日ごろが一番迫力あるバラの花を楽しめる」としている。 　会場では、バラまつり２０周年を記念し、１５日に書家金沢翔子さん（東京）の書道パフォーマンスを予定するなど、さまざまな催しがある。（長野県、信濃毎日新聞社）