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農業用水不足の東御 市長がため池など視察

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 東御市の八重原台地で少雨により農業用水の不足が深刻化しているのを受け、同市の花岡利夫東御市長は7日、干上がったため池や水田を視察した。市は同日、担当課に設けていた連絡会議を「市かんがい対策会議」とした。  一方、同市、佐久市、小諸市、北佐久郡立科町の五つの土地改良区でつくる北佐久郡川西土地改良区連合(事務局・立科町)は同日、立科町白樺高原の女神湖から幹線用水路への放流量を増やした。八重原台地の用水の流量がある程度増える見通しで、来週末ごろまで続ける予定という。  花岡市長は干上がったため池「新池(しんいけ)」や田植え後にひび割れた水田を見回り、「緊急事態だ。できる限りのことをして水をかき集めたい。皆さんからも(対策を)提案してほしい」と話した。八重原土地改良区の荻原太郎理事長(76)は「新しいため池を作るなど恒久的な対策をお願いしたい」と求めた。  小諸市農林課も7日、市内のため池や河川、田んぼなどを調査。東御、小諸、佐久3市にまたがる御牧ケ原(みまきがはら)台地の小諸市の範囲では、田植えを終えた多くの水田で水が極端に少ない状況を確認した。同課は「このままだと稲の生育に深刻な打撃が出かねない」とし、今後も見回りを続けて警戒する。  八重原台地と御牧ケ原台地は周囲の川より標高が高く、農業用水は蓼科山(立科町・茅野市)から流れる用水とため池などに頼っている。(長野県、信濃毎日新聞社)


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