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10年に塩尻署摘発の詐欺事件 警官装い男が主犯か

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 警察官を装う電話で高齢女性からキャッシュカードをだまし取ったとして静岡、宮城、長野各県警などの合同捜査本部が6日に詐欺などの疑いで逮捕した住所、職業いずれも不詳の長田誠郎容疑者(52)について、長野県警捜査2課が、2010年に詐欺などの疑いで塩尻署などが逮捕した男2人(地裁松本支部でともに実刑判決)が属していた振り込め詐欺グループの主犯格だったとみて調べていることが7日、分かった。  2人はだまし取った現金を引き出す「出し子」役。1人は同年2月、不正入手した神奈川県内の女性名義のキャッシュカードで現金約41万円を引き出したとして盗みの疑いで、もう1人は同年3月、松本市内の女性からキャッシュカード1枚をだまし取ったとして詐欺の疑いで逮捕された。他に関東や中部地方などの12都県で出し子役として計51件(被害総額計3400万円余り)の犯行を繰り返したとして、盗みなどの疑いで追送検された。  捜査本部などによると、長田容疑者の詐欺グループは中国にいるメンバーが高齢者にうその電話をかけ、国内のメンバーが受け取り役を担当していた。塩尻署が逮捕した2人が指示役から受けたとみられる電話には中国から発信されたものが含まれており、当時から主犯格が中国にいるとの見方が出ていた。  長田容疑者の逮捕容疑は、既に逮捕された男らと共謀し、09年10月に宮城県大崎市の70代の女性に警察官を装って電話をかけてキャッシュカードをだまし取り、女性の口座から計198万円を引き出した疑い。(長野県、信濃毎日新聞社)


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