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長野市民会館工事入札、予定価格超えで再び未成立

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 長野市は7日、新長野市民会館建設工事の請負業者を決める2回目の一般競争入札を行い、入札価格が予定価格を上回って保留となった。5月末の1回目の入札に参加した3共同企業体(JV)のうち2JVが辞退。1回目に最低価格だったものの、予定価格を上回った1JVが入札額を3千万円引き下げたが、再び予定価格を上回った。市は来週にもこのJVに見積書の提出を求め、予定価格の範囲内での随意契約を目指す。  市は7月に着工し、2015年3月末の完成を目指している。市第一庁舎・長野市民会館建設事務局は来週中に随意契約が決まらない場合、予定価格を見直して再入札する見込みで、「着工は遅れるが、完成時期は堅持したい」と話している。  1回目の入札には、いずれも長野市の北野建設・守谷商会・鹿熊組、戸田建設長野営業所・北信土建、前田建設工業長野営業所・飯島建設の3JVが参加。前田・飯島のJVが52億7500万円で最低価格となった。同JVは2回目で入札額を3千万円下げ、他の2JVは辞退した。  取材に対し、前田建設工業長野営業所は「精いっぱいの入札をした」と説明。北野建設は「前回の最低価格を下回る価格での入札は難しいと判断した」とし、他の業者は「資材費や人件費を含めると1回目の入札の最低価格以下では赤字になる」と話した。  これに対し、同事務局は「予定価格は適正な設計額と考えている」としている。  一方、この日実施した市役所第1庁舎の入札には4JVが参加。北野建設・千広建設・鹿熊組(いずれも長野市)のJVが22億6500万円で建設を請け負うことが決まった。(長野県、信濃毎日新聞社)


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