JR東日本、西日本は7日、2015年3月開業予定の北陸新幹線の延伸区間・長野―金沢間で、新設する三つの駅の名称を発表した。新潟県上越市内に設置する新駅は「上越妙高(じょうえつみょうこう)」で、富山県内は「黒部宇奈月(くろべうなづき)温泉」(黒部市)と「新高岡」(高岡市)。延伸区間では7駅が新たに開業し、このうち飯山(飯山市)、糸魚川(新潟県糸魚川市)、富山(富山市)、金沢(金沢市)の4駅は、併設する在来線駅と同じ駅名とすることが既に決まっている。独立した新駅扱いの3駅はこれまで仮称だった。 「上越妙高」の駅名は、駅所在地の市名で上杉謙信ゆかりとして知名度がある「上越」と、隣接する市の名称で、日本百名山の一つの妙高山でも知られる「妙高」を組み合わせた。JR東日本は「利用客にも分かりやすい名称にした」と説明した。上越市内の新駅の名称をめぐっては、沿線、隣接5市などでつくる団体や市民団体がそれぞれ、要望をJR東日本に提出していた。 また、「黒部宇奈月温泉」は、山形新幹線のかみのやま温泉(山形県上山市)、さくらんぼ東根(同県東根市)と並び、新幹線の駅名では字数が最も多くなる。 北陸新幹線は最高時速260キロで走行、東京―金沢間を最速約2時間半で結ぶ。JR東日本と西日本は新型車両を現在開発中。延伸後の列車名は一般から募っている。金沢―敦賀は25年度末ごろの開業を目指している。(長野県、信濃毎日新聞社)
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