プロ野球独立リーグ、BCリーグの信濃グランセローズは8日午前、プロ野球近鉄と中日、米大リーグで中継ぎや抑えとして活躍した大塚晶文(あきのり)投手と選手契約を結び、中野市内で入団会見を開いた。右肘の故障と手術で6年間実戦から遠ざかっている41歳の大塚投手は「NPB(セ・パ両リーグ)やMLB(米大リーグ)への復帰をかなえるのが目標。信濃球団やBCリーグには感謝している。支えてくれた人たちのために魂を込めて投げたい」と意気込みを語った。 大塚投手は日米通算176セーブを挙げた。2006年の第1回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表で優勝に貢献。登録名は中日時代から「大塚晶則」としていたが、信濃では本名の「大塚晶文」とした。 会見に同席した三沢今朝治・信濃球団社長はソフトバンクの王貞治球団会長(元WBC監督)から託された「野球に生命をかける大塚晶文 がんばれ」と書かれたメッセージボールを手渡した。 前夜遅くに米国から中野市入りした大塚投手は「興奮して朝3時に起床した」とし、はやる気持ちを抑えきれず午前7時半から約2時間、中野市営球場で体を動かした。公式戦登板は今月20日すぎの見通し。(長野県、信濃毎日新聞社)
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