中野商工会議所（中野市）は１１日までに、名称を今夏にも信州中野商工会議所と変更すると決めた。会員の事業所が、県外の取引先などから東京都中野区にあると間違われることが多いため。「『信州中野』とすれば、長野県とすぐ分かり、イメージアップにもつながる」（永井雅文会頭）と効果を見込んでいる。
同商議所によると、名称は発足した１９５０年（昭和２５）年から「中野商工会議所」を使用。会員企業の取引が県外各地に広がると、企業の所在地が東京都中野区と間違われることが増えた。永井会頭は「県外で『中野から来た』と言うと、相手の８～９割は東京都中野区と思い込む」と説明する。
中野市内では郵便局や長野電鉄の駅、上信越道のインターなどの名称に「信州中野」の使用が広がっており、今回の名称変更の検討を後押しした。
同商議所は４～５月、信州中野への名称変更について、会員の全１０５６事業所にアンケートを実施。７８２事業所が回答し、「賛成」は９２・５％を占め、「反対」は５・６％にとどまった。
同商議所は「機が熟した」とし、５月３０日の通常議員総会で定款の改正を議決した。（長野県、信濃毎日新聞社）
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「中野」商議所→「信州中野」に変わります
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