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クリアファイル持ち歩いて 高遠さくら祭り PR狙い作製

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 伊那市の高遠城址(じょうし)公園で来年4月に開く「高遠さくら祭り」に向け、市と市観光協会は、ポスターやチラシと同じ図柄のクリアファイルを初めて作った。チラシと一緒に配り、持ち歩いてもらうことでPR効果を狙う。ことし初めて開花宣言翌日からに変更した有料入園期間の在り方も検討。冬を前に、来春を見据えた誘客が本格化する。  クリアファイルはA4判。これまではタカトオコヒガンザクラの花そのものを強調した図柄が多かったが、来年は南アルプス仙丈ケ岳に映える桜の樹林の写真を使う。裏面には、4枚の写真で同公園の昼夜の桜をあしらった。  非売品で千枚を用意。関東、中京圏の旅行会社に配り、市内の催しなどでも活用する。市高遠町総合支所の担当者は「普段からファイルを使ってもらい、より多くの人に目にしてほしい」と期待する。  有料入園期間は昨年まで、4月1日の公園開きからだった。開花宣言翌日からとしたことしは開花が遅れ、有料期間は13日間。東日本大震災前の2010年の21日より少なく、市の有料入園収入は同年の約1億400万円から約2500万円減の見通し。市観光課は「観光客へのサービスと年間を通じた公園管理とのバランスを考え、有料化の方法を考えたい」としている。(長野県、信濃毎日新聞社)


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