原田・船木・斎藤・岡部「金」４選手の足形設置　白馬

　北安曇郡白馬村は、１９９８年長野冬季五輪の舞台となった白馬ジャンプ競技場の展望室内に、同五輪スキージャンプ団体の金メダリスト原田雅彦さんら４選手の足形を設置し、２２日、お披露目した。同競技場の見学者が減少傾向にある中、新たな見どころとしてＰＲしていく。 　展望室は、ラージヒルとノーマルヒルのジャンプ台の間にある「スタートタワー」の４階。設置したのは原田さんの他、船木和喜さん、斎藤浩哉さん、岡部孝信さんの足形で、真ちゅう製。８月に同競技場で開いたサマーグランプリ白馬大会に４人が訪れた際に足形を取り、サインを添えてもらった。 　２２日は観光客らが「懐かしい」などと喜んで眺めたり、足形に自分の足を合わせてみたりしていた。 　同競技場の見学者数は同五輪翌年度、５４万人に上ったが、その後は減少傾向で昨年度は７万６千人。村は魅力アップ策として、県の地域発元気づくり支援金も活用し、足形設置を含め３６０万円余で展望室を改装した。展望室の壁などには、「選手のように飛んでいる気分を味わってほしい」（村教委担当者）と、ジャンプ競技中の選手の写真や上空から見た着地面などの写真も展示した。（長野県、信濃毎日新聞社）