中野青年会議所(中野市)は15日、中野市産の食用バラを使った名物を開発しようと初の「絶品バラスイーツコンテスト」を中野陣屋・県庁記念館前(中央)で開いた。同市一本木公園で開かれている「なかのバラまつり」に合わせた催しで、長野調理製菓専門学校(長野市)の学生10人が1点ずつ創作して出品した。 「バラのジャムサンドクッキー」「えのき氷入りローズドーナツ」「薔薇(ばら)パウンドケーキ」など、見た目も工夫した作品が並んだ。市民ら約150人が審査し、10品全てを試食して好みの味を1品選んで投票した。同市出身の女優、西丸優子さんら特別審査員7人も審査。牛乳のムースにすりつぶしたバラを入れるなどした洋菓子「rouge(ルージュ)」をグランプリに選んだ。出品した江尻有希さん(19)=中野市=は「さっぱりとした味になるように仕上げた」と話していた。 同会議所は今後、江尻さんの作品などを中野菓子工業組合や同専門学校と連携して商品化していく。河野護(まもる)理事長(39)は「市外にも発信できる中野を代表するスイーツを作りたい」と話していた。(長野県、信濃毎日新聞社)
↧