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阿部知事、松本大学長と会談へ 県立大 懸念や疑問聞く

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 阿部守一知事は20日の定例会見で、21日に松本大(松本市)に住吉広行学長を訪ね、県短大(長野市)を四年制化する新たな県立大の基本構想案や県内高等教育の振興策をめぐって会談すると明らかにした。管理栄養士受験資格が得られるコース設置が構想案に盛り込まれたことに、同様の課程を持つ松本大が反発しており、知事は「懸念や疑問をしっかり承った上で、最終的な方向付けをしていきたい」と述べた。  県によると、知事の松本大訪問は、予定していた県内視察をキャンセルして急きょ決定。有識者らの設立準備委員会(委員長・和田恭良副知事)が19日にまとめた基本構想案に対する松本大の反応を受けた。  知事は会見で「松本大を含めた県内大学とは高等教育を一緒に振興していく立場。県として県内大学と連携を図っていくことは大変重要だと思っている」とも述べた。  一方、県会全6会派の代表者12人による「県短大の四年制化に向けた懇談会」は同日の会合で、構想案に「おおむね賛同する」として、速やかに正式に構想を決定し、私大振興施策も積極的に行うよう求める提言書をまとめた。同会会長の石田治一郎県議(長野市)らが知事に提出。知事は「提言書の趣旨を十分に尊重する」と応じ、石田氏はさらに「自信を持ってやってもらいたい」と促した。  懇談会会合では、県立大学設立準備室が、目標の2017年4月開学に向け、本年度内にカリキュラムの検討や教員採用に向けた活動を始める方針を示し、16年3月までに文部科学省に申請する予定と説明した。「開学までに全ての建物が出来上がるのは難しい」とも述べ、当初は県短大の現校舎を活用するとの見通しも明らかにした。  同室の増田隆志室長は、構想案で入学定員40人とした「健康文化学科」の二つのコースの定員配分について、管理栄養士受験資格が得られる「食健康コース」が、「健康社会コース」より多くなるとの見通しを示した。(長野県、信濃毎日新聞社)


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