中央道恵那山トンネル下り線(下伊那郡阿智村―岐阜県中津川市、全長8489メートル)の天井板撤去工事に伴う上り線の対面通行が21日午前6時に始まった。7月9日午後1時まで、上り線が同トンネルを含む約13キロ区間が対面通行となり、下り線は通行止めになる。中日本高速道路(名古屋市)によると、対面通行区間は21日正午現在、順調に流れている。 同社によると、対面通行は長野県側から網掛(あみかけ)トンネル(阿智村)―恵那山トンネル―神坂(みさか)トンネル(中津川市)の区間で実施。制限速度は40キロで、速度抑制のため上下線それぞれに30分おきにペースカーを走らせている。 対面通行区間ではこの日朝、制限速度で走るペースカーに続いて車両が走行していた。長野、岐阜両県の対面通行区間の手前部分では車の流れが滞ることもあった。 7月9日午後1時からは飯田山本(飯田市)―中津川(中津川市)インター間の上り線を通行止めにして復旧作業を行い、同10日午前6時に撤去工事を終える。(長野県、信濃毎日新聞社)
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