1年で最も昼間が長くなる夏至の21日、県内は午前中から曇りや雨となった。長野市は朝から薄雲に覆われ、時折雨がぽつぽつと降って、同市西長野の国道406号線沿いにある植え込みでアジサイが彩りを増していた。 道路沿いのアジサイは、青々とした大きな葉の中に約10センチのふんわりと丸い花が並んでいる。同じ株の中でも、花が水色、淡い紫、濃いピンクと豊かな色合いを見せ、信号待ちの車からのぞき込んだり、歩く速度を緩めたりする人がいた。 長野地方気象台によると、梅雨前線が伊豆諸島付近で停滞している中で、台風4号が温帯低気圧に変わって九州の西から東に進んでいる影響で、南部では夕方から、北部中部では夜から雨となる見込み。22日には低気圧は本州の東に進み、梅雨前線は南下する見込みで、雲は出るが日中を中心に晴れる時もあるという。(長野県、信濃毎日新聞社)
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