「第29回信州安曇野あやめまつり」が開かれている安曇野市明科の龍門渕公園とあやめ公園で、約70種約5万株のハナショウブが八分咲きとなり、見頃を迎えている。23日はステージ演奏やニジマスのつかみ取り、灰で焼いたおやき販売などがあり、家族連れらでにぎわった。 地元の芸術文化協会や企業などでつくる実行委員会主催。訪れた人たちは、明科高校生による吹奏楽や軽音楽の演奏などを聴きながら、さまざまな色のハナショウブを楽しんだ。家族で訪れた安曇野市の会社員福井香和(かより)さん(41)は、白地に紫が入った花が好みといい「優しい色合いできれい」と笑顔。 ことしは実行委員らが「あやめ保存会」をつくり、草取りなどをして手入れをした。副実行委員長で保存会長の岩垂直次さん(70)=安曇野市明科=は「ことしは例年になく花の数が多く、きれいに咲いている。ぜひ見に来てほしい」と話した。花は7月上旬ごろまで楽しめるという。 まつりは今月30日まで。30日には、両公園や篠ノ井線廃線敷を歩く「あやめまつり深緑ウオーキング」を開く。(長野県、信濃毎日新聞社)
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