古幡氏 出馬表明　１０月の安曇野市長選

　任期満了に伴う安曇野市長選（９月２９日告示、１０月６日投開票）で、新人で前市教育委員長の古幡開太郎氏（６２）＝無所属、穂高牧＝が２７日、市内で記者会見し、「『今こそ安曇野市を一つに』を旗印に、まとめ役を担いたい」と立候補を正式に表明した。 　古幡氏は、２００５年の５町村合併で市が発足してから８年近くたつが、市職員や市民の意識に一体感が不足していると説明。「市が地域活性化企画本部の役割を果たし、市内にハーモニーをつくるリーダーシップと明確な戦略が必要だ」と強調した。 　観光客の年間５００万人誘致に向けた安曇野の自然文化を発信する体制づくり、団塊世代が後期高齢者になる「２０２５年問題」や少子化の対策など、七つの政策の柱を掲げた。 　古幡氏は金沢大卒。製薬会社勤務を経て、０５年、０９年の市長選に出馬し落選。０９年１１月から市教育委員長を務め、任期途中のことし３月に辞職した。 　同市長選では、現職で１期目の宮沢宗弘氏（７３）＝無所属、豊科高家＝が再選出馬について「後援会と協議し、決断したい」としている。（長野県、信濃毎日新聞社）