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北ア・上高地の横尾で地元ガイドが外来植物70キロ余を除去

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 近年外来植物の広がりが問題になっている北アルプス・上高地(松本市安曇)周辺で24日、地元ガイド団体でつくる上高地ネイチャーガイド協議会が外来植物を除去した。環境省がことし9月に依頼し、無償で一斉に作業した。  協議会メンバー12人が参加し、同省の調査範囲で最上部となる横尾で実施。見分けやすいエゾノギシギシ(タデ科)とヒメジョオン(キク科)を主に抜き取った。同協議会メンバーは「すごい数」と驚きながら、「外来生物対策実施中」と書かれたベストを着て作業した。この日は70キロ余を取り除いた。  同省は1999年から上高地周辺で外来植物などの分布調査を続けている。今夏の調査では、外来植物と国内原産であってももともと分布していなかった植物52種を確認。同省は観光客らの案内で上高地を頻繁に歩くガイドに、協議会を通じて日常的な外来植物除去の協力を依頼している。  同協議会の植松晃岳さんは「日常的な除去にも協力し、案内する観光客にも外来植物のことをしっかりと説明したい。ありのままの上高地を知ってもらい、一緒に考えていきたい」と話していた。  同協議会は来年も定期的に多くの会員を集めた一斉除去作業を実施する方針だ。(長野県、信濃毎日新聞社)


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