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マツヤ、別の2店も偽る 長野と千曲 従業員処分

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 スーパーのマツヤ(長野市)が運営するマツヤ上田インター店(上田市)で海産物を社内基準の消費期限より遅らせたラベルに貼り替えて販売していた問題で、新たにマツヤ吉田店(長野市)、マツヤ戸倉店(千曲市)でことし1月までの間に、製造年月日や社内基準の消費期限を偽って海産物などを販売していたことが27日、明らかになった。同社によると、いずれも同じ職場の従業員の通報などで発覚。関与した従業員各1人を降格処分したとしている。  同社によると、吉田店では昨年10月末~11月上旬の間に、塩サバフィーレとアジの開きを各1日、社内基準の消費期限より遅らせて販売。塩サバフィーレは1日、アジの開きは2日、メーカーの指定日数よりも社内基準の消費期限を短く設定していたという。  戸倉店では、ことし1月に活アサリ、活シジミ、ハマグリの製造年月日を変えていた。いずれも消費期限は製造日の翌日で、商品を2日目に販売する際、製造年月日を2日目の日付に変えていた。  両店とも部門チーフが1人でやったと説明している。  同社は26日の取材に対し、上田インター店のようなことは「徹底調査を行ったが確認されていない」としていた。これについて同社は27日、「(上田インター店で社内基準違反があった)2月中旬から6月中旬ごろまでにはなかったということ」(管理本部)と説明した。  同日、上田インター店には「当店以外の弊社店舗における消費期限に関する社内基準違反は確認されておりません」との文書を掲示。戸倉店には、上田インター店の社内基準違反をわびた上で「当店におきましては、調査の結果、同様の事案は認められませんでした」とする文書を張り出していた。  同社は27日、県上田保健所に対し、上田インター店で社内基準から外れるなどした海産物を使ったカルパッチョを販売した可能性があると新たに報告した。自社だけで消費期限を設定し、同店で販売した冷凍一夜干しするめの消費期限は、社内基準よりも最大21日遅らせた可能性があるという。(長野県、信濃毎日新聞社)


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