諏訪郡富士見町の富士見中学校3年の男子生徒(14)が5月中旬に自宅で自殺した問題をめぐり、原因や背景を探るため町教育委員会が設置した調査委員会は28日午前、町役場で2回目の会合を開いた。生徒の両親に初めて出席を求め、生徒の性格や生活の様子、家族との関係などについて聞いた。 委員は県内の弁護士や児童精神科医、臨床心理士ら6人。冒頭以外非公開だった。両親は代理人の弁護士と出席し、生徒に関する資料も提出したという。 会合後、調査委員長の毛利正道弁護士(63)=岡谷市=は「両親は言いたいことがたくさんあるという感じで必死に話してくれた。重く受け止め、しっかり調査する」と述べた。生徒の父親は「真面目で正義感の強い子だったと伝えたかった」とし、母親は「十分に話を聞いてもらえた。委員会を信頼して任せたい」と話した。 次回は7月5日。委員が同中学校に出向いて教員らに話を聞く予定。(長野県、信濃毎日新聞社)
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