全日本少年少女けん玉道選手権(日本けん玉協会主催)の甲信越・北陸ブロック大会が30日、上田市上塩尻の塩尻地区公民館で開かれた。長野、石川、富山の3県から小学校3~6年の児童計45人が出場し、男子と女子の2部門で技を競い合った。 同選手権はけん玉の普及や技術向上のために年1回開催。この日はまず予選を行い、決められた10種類の技を5回ずつ行い、50点満点で採点した。児童たちは玉を大皿とけん先の間に挟むように乗せる「うぐいす」、全ての皿やけん先を使って玉を回す「世界一周」などの技に全身を使って取り組んだ。 男女それぞれ上位8人が決勝トーナメントに進み、より高度な技に挑戦。ともに佐久市望月小6年の依田雄斗君と小林美月(みづき)さんが優勝し、8月25日に東京都豊島区で開かれる全国大会へ出場する。 日本けん玉協会甲信越北陸総支部長の自営業三石利明さん(48)=飯田市下久堅=は「けん玉は日本の伝統文化で、スポーツでもある。多くの人に楽しんでほしい」と話した。(長野県、信濃毎日新聞社)
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