松本市の浅間温泉から美ケ原高原までのコースで行われる「ツール・ド・美ケ原高原自転車レース大会2013」は30日開かれ、梅雨の晴れ間の下、全国から集まった9~80歳の約2千人が険しい坂道を自転車で駆け上がった。 市や浅間温泉観光協会、日本サイクリング協会などでつくる実行委員会主催で、14回目。自転車の種類や年齢、性別で部門分けし、市野球場前をスタートした。高校生以上は美鈴湖や美ケ原林道、武石峠付近を通る標高差1270メートルの21・6キロ、中学生以下は美鈴湖近くまでの標高差650メートルの8・2キロ。最大の難所はスタート地点から約1キロ付近にある急坂で、選手たちは必死にペダルをこいで通り抜けた。 2回目の参加という名古屋市の高校2年、滝川幸広君(17)は「スキー部だが、夏はトレーニングで自転車を利用している。目標は30位以内」と意気込んでいた。10回ほど出場している松本市波田の会社員、倉科祐之(まさゆき)さん(49)は「久しぶりに天気に恵まれた大会になった。無事ゴールしていい景色を眺めたい」と話していた。(長野県、信濃毎日新聞社)
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