信濃毎日新聞建設標「やまびこ」欄の投稿者らでつくる「信州ウソくらぶ」(山口芳邦会長)は30日、43周年記念大会を長野市内で開いた。県内外から18人が参加。事前に出された宿題「演」と、会場で考える席題「夏」をテーマに、世相を風刺する短文コントの腕前を競い合った。 「演」の題では、政治家の演説や安倍政権の経済政策「アベノミクス」を取り上げた作品が多かった。一方、「夏」の題では、食料品などの値上げを背景に、庶民の懐事情を「クールビズ」や「冷夏」に重ねた作品が目立った。 参加者同士の投票で、各題ごとに最高得点の一席を選出。2題の合計得点による総合優勝はペンネーム「我楽多(がらくた)」こと松本市北深志の横山修三さん(68)に決まった。横山さんは「コントを作り始めてから、ニュースを見ると何でも風刺しようと考えてきた。おかげで新聞を見るのが朝一番の楽しみです」と話していた。(長野県、信濃毎日新聞社)
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