訪れる客の7割が長野県民という新潟県上越市の「たにはま海水浴場」で30日、海開きがあり、海水浴シーズンが始まった。同市を拠点とした旧日本陸軍の第13師団が、兵士の水練場として使い始めたのが同海水浴場の起源。はっきりした資料はないものの、ことしはそれから100年という。 海開きの式典には、地元などの約100人が集まり、海の安全と繁栄を祈願。近くの中学校の男子生徒約20人がたるみこしをかついで浜辺を練り歩き、気勢を上げた。快晴に恵まれ、近隣から訪れた子ども連れなどが早速波と戯れていた。 同海水浴場は東日本大震災が起きた2011年、新潟県中部で集中豪雨災害が起きたこともあって来場者が20万人台に減ったが、昨年は30万人台を回復した。 この日は同県糸魚川市の藤崎(とうざき)海水浴場でも海開きがあった。同海水浴場では1日に長野市の小学校の臨海体験学習が始まる。(長野県、信濃毎日新聞社)
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