長野、鳥取両県は障害者の社会参加を支え、すべての人が住みやすい社会を目指す「あいサポート運動」を推進するため、1日に都内で協定を結んだ。長野県は今後、同運動発祥地の鳥取県の事例を参考に、日常生活で困っている障害者を手助けするサポーターの育成などに取り組む。 同運動では、サポーターを増やすと同時に、サポーターであることを示す共通バッジを普及させ、障害者が気軽に助けを求められる人を増やす。障害者の積極雇用に取り組む企業や団体も募る。両県は共通バッジの使用やサポーターを育てる研修、PRイベントなどで連携する。 この日は阿部守一知事と平井伸治・鳥取県知事が協定書に調印。阿部知事は「日本全体が温かに支え合い愛情に満ちた社会となるよう長野県も率先して取り組む」とした。 同運動は鳥取県から島根、広島両県にも広がり5月末段階で12万人余がサポーター登録している。(長野県、信濃毎日新聞社)
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