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選手の体づくり支援へ 菅平高原のNPOとタニタ連携

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 上田市菅平高原のNPO法人「スポーツリゾートすがだいら」と健康計測機器メーカーのタニタ(東京)は4日、両者が連携してスポーツ選手の体づくりを支援する取り組みを、菅平で3年計画で始めると明らかにした。26日、筋肉や脂肪の量など16項目を測れるタニタの最新計測機器1台を同高原に設置。選手らに無料で使ってもらい、適切な指導をしていく。2015年には、トレーニングの効率を上げる食事を提供する食堂を開く予定という。  両者が都内で記者発表会を開いて計画を説明した。タニタはサッカーJ1のFC東京と湘南ベルマーレ(神奈川県)の選手らに、筋肉量などを測って適切なトレーニングを提案している。一方、菅平ではラグビーや陸上競技などの合宿が盛んなため、旅館組合員有志や観光協会などでつくる同NPO法人が「(タニタのノウハウを生かし)選手の体の状態をより良くする取り組みをしたい」とタニタ側に提案。タニタ側にとってもさまざまな競技の選手のデータを得られる利点があり、協力することになった。  記者発表会で同法人の山崎隆喜(たかき)理事長(57)は「世界を目指す選手はもちろん、多くのスポーツ愛好者も受け入れたい」とあいさつ。菅平では2019年に日本で開かれるラグビーワールドカップ(W杯)のキャンプ誘致活動を進めており、同法人の下平(しもだいら)雅伸理事(42)は「W杯や五輪を目指す選手の助けになればうれしい」と述べた。  タニタ国際商品部の寺西健二副部長(52)は、菅平に来る選手には成長期の学生も多いとし「客観的な数値を見ながら、体格に合った適切なトレーニングをするべきだ」と説明。26日に設置する機器「MC―780A」について、筋肉と脂肪の量を左腕、右腕、体幹部、左脚、右脚に分けて測定できるとした。当面は国際リゾートセンターの1階か、市営運動施設「サニアパーク菅平」管理棟のどちらかに置く。  同法人のスタッフがタニタから、機器の使い方や、選手への助言方法などについて指導を受けた上で対応する。タニタの研究員による一般向けの講演会も開く計画だ。(長野県、信濃毎日新聞社)


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