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信大医学部に「浪人生枠」 来春入学の推薦入試で

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 信州大(本部・松本市)は5日、来春入学者の入試で、県内の高校生を対象とした医学部医学科の推薦入試「地域枠(定員20人)」に、高校卒業から1年以内の「浪人生枠(同5人)」を設けると発表した。優秀な生徒を広く集めるため、「生徒にもう一度機会を与える」(瀧伸介・医学科入試委員長)のが狙い。また、工学部環境機能工学科は、文部科学省指定の理数系教育重点校「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」対象の推薦入試枠(2人)を設ける。  信大が松本キャンパス(松本市)で開いた来年度の入学者選抜要項発表の会見で明らかにした。信大全体の来年度の入学定員は本年度と同じ2013人。  地域枠は、地域医療を担う人材育成を狙いに2005年度に創設。当初の5人から徐々に枠を広げたが、対象は現役生に限っていた。だが、浪人生にも優秀な生徒が多いため、浪人生枠の新設を決めた。現役の時に信大医学部を受験したかどうかは問わない。浪人生枠は群馬大、山梨大の医学部や旭川医科大なども設けているという。  一方、工学部の情報工学科と環境機能工学科はセンター試験を課さない推薦入試の定員をそれぞれ10人、9人減少。減らした分でそれぞれセンター試験を課す推薦入試を新設する。このうち、環境機能工学科は、9人中2人をSSH指定校かSSHに準ずる都道府県指定校で、課題研究などに取り組んだ生徒の枠とする。県内では諏訪清陵(諏訪市)、屋代(千曲市)、飯山北(飯山市)の3高校がSSHの指定を受けている。  来年度の入試では他に、教育学部の学校教育教員養成課程の現代教育コースの一般入試前期日程の定員を1人減らして後期日程に、数学教育コースは後期日程を1人減らしてセンター試験を課さない推薦入試に移す。  図画工作・美術教育コースは一般入試前期日程の選択肢に小論文を加え、後期日程の実技検査を面接に変更。工学部の土木工学科と建築学科は、センター試験を課さない推薦入試の定員を2人ずつ減らし、一般入試前期日程に移す。医学科の一般入試前期日程の科目には外国語を加える。  一般入試は前期が来年2月25日、後期が3月12日。一部の学部・学科は翌日も試験がある。問い合わせは信大入試課(電話0263・37・2192)へ。(長野県、信濃毎日新聞社)


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