県内は7日、太平洋高気圧から暖かく湿った空気が流れ込んで気温が上がり、県内の消防本部などによると、熱中症とみられる症状で少なくとも6人が病院に搬送された。いずれも命に別条はないという。 佐久市では午前11時半ごろ、草刈りをしていた50代男性が手足のしびれを訴え、市内の病院に運ばれた。佐久消防署によると、意識ははっきりしていた。 長野市消防局によると、午後0時半ごろ、同市権堂町の大型店舗で、上高井郡高山村の男性(82)が具合が悪くなり市内の病院へ運ばれた。同1時半ごろ、松本市寿北の女子(15)が長野市東和田の運動場で、同1時40分ごろ、同市徳間の女性(83)が自宅で、それぞれ体調を崩し市内の病院に運ばれた。 松本市では午後0時半ごろ、市内の80代男性が起床時から具合が悪いと家族が松本広域消防局に通報、男性は市内の病院に運ばれた。東御市でも夕方、体調不良を訴えた男性(19)が病院に運ばれた。 長野地方気象台によると、最高気温は南信濃で32・9度、原村で28・4度、野辺山で26・7度となり、今季の最高気温を更新した。30度以上の真夏日となったのは、南信濃の他、飯田(32・1度)、佐久(30・1度)。県内は8日も気温が上がる見込み。(長野県、信濃毎日新聞社)
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