長野市の長野商工会議所や県経営者協会長野支部など九つの経済団体が9日、サッカーのAC長野パルセイロ(長野市)を支援する「AC長野パルセイロ長野後援会」の設立総会を同市内で開いた。トップチームは現在のJFL(日本フットボールリーグ)からJリーグ、レディースチームは現在のチャレンジリーグからなでしこリーグへの昇格を目指しており、クラブ支援を地域の活気につなげようとの考えだ。 設立総会には約70人が参加。発起人代表で後援会長に選ばれた加藤久雄・長野商議所会頭は「(長野後援会が)東北信各地に後援会をつくる手始めとなる。(AC長野を)物心両面で支援したい」と話した。8月からホーム戦を開く佐久市など、東北信地方に複数の後援会設立を目指す。 総会では他に、試合の観客を増やしたり、旗を作って地域を盛り上げたりすることを確認。これから発足する見込みの各地の後援会をまとめる「総括事務局」を設け、連絡会議を開くことも決めた。 トップチームの美濃部直彦監督は「JFLで優勝し、J2の舞台で戦えるよう精進する」。レディースチームの本田美登里監督は「頑張ることで、長野に勇気を与えたい」と話した。(長野県、信濃毎日新聞社)
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