長野市内で社交ダンスや、社交ダンスを高齢者向けに踊りやすくした「ハッピーダンス体操」を楽しむ人たちでつくるハッピーサークル連合会は14日、長野市内で開いた発表会で、ミュージカルを上演した。平均年齢は73歳。出演した約50人がさまざまな衣装をまとい、ダンスに芝居や歌を交えて演じ、観客から大きな拍手が送られた。 連合会は毎年、他の団体にも参加を呼び掛けて発表会を開催している。昨年初めてミュージカルに挑戦し、10回目となることしの発表会でも「続編」を披露した。 物語は、前回行方不明になって無事発見された双子の王女が実は三つ子で、もう一人を探そうと騒動が巻き起こる―という内容。連合会の若山正則代表(長野市七瀬中町)が脚本や振り付けを担当し、会員は交代でダンスや歌などを披露した。発表会に参加した韓国舞踊や和太鼓などの他団体もゲスト出演した。 舞台では出演者の多くを占める女性に交じって男性の姿も。ハッピーダンス体操を始めて16年目という長野市北条町の成田清一さん(77)は「発表会は緊張の連続だけれど、ぼけ防止になる。音楽に合わせて皆と一緒に体を動かすのは楽しい」と笑顔だった。(長野県、信濃毎日新聞社)
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